『ふらんすへ行きたしと思へども
    ふらんすはあまりに遠し・・・』

vol.1


  当時、フランス映画で見るセーヌ左岸での恋人達の、
回りを気にすることなく抱擁しているシーンを、
「フランス人の感覚ってどうなってるんだろう」と好奇心。
難解なボ・ボアールを読み、
”巴里の屋根の下””肉体の悪魔”近くは”男と女”を見るにつけ、
そのリアリズムを越えた詩情に夢中になったものでした。

それ以来、R用アンジェニューに納得し、
F3.5開放で撮るFOCAの50ミリのピンとボケに迄、アートを感じた。
その柔らかなボケにコクッとしたものがあり、その陰影の美しい表現に、
背景が「巴里」でありせばと思いを巡らす。

やはり、”巴里のエスプリ”はフランス製でなくちゃ。